みなさん、こんにちは。
当ブログでは、就活本選考の「最初にして最大の関門」、エントリーシートの作成方法を解説していきます。
エントリーシートの初回にあたるこの記事では、エントリーシートとはどのようなもので、採用選考でどのような目的や意味合いがあるのかを解説していきます。
恋のエントリー、受付開始!
い・・・いま、
お時間、よろしいでしょうか?
何かあったの??
今すぐ保健管理室に電話するから、待っててね!!
こ・・・恋煩い(こいわずらい)かと・・・
あっ!、だから私の所に相談に来たのね!!
さっき、キャリセンの就活対策講座に出たんですけど、そこでむっちゃタイプの男子💛を発見しまして・・・
いったい、ど~したらいいですか?
まずはお友達として仲良くなって、そこからチャンスをうかがって、好意を表明するって感じかしら?
私、口下手だから、上手くいくかな・・・、自信ないな・・・
「恋文」って手もあるし💛💛
人生で一度も書いたことないかも・・・、
あ゛~~っ、恋なんかしてる場合じゃないのに・・・
じゃあ、恋愛と就活のエントリーシート、まとめて面倒みましょうか!!!
神、降臨です!!
恋と就活が上手く秘訣、ぜひ伝授して下さい!!!
はい、喜んでお引き受けいたします!
恋愛心理学者のはしくれとして、細々と仕事をしている私。
そんな私が、これまでのキャリアを通じて、確信をもって主張できることがあります。
それは、
恋愛も就活も、その本質は同じである
ということです。
まずは、下の図をご覧下さい。
みなさんは、就活戦線において、自らの働く力(労働力)を商品として売りに出します。
また企業側は、よい労働力という商品がないか、採用選考を通じて物色をしていきます。
そして、就活生側と企業側の思惑が一致した時に、めでたく採用が決定する運びとなります。
就活が「学生と企業のマッチング」などと言われるゆえんは、まさにこのことにあるのです。
一方、恋愛では、恋をする人と、恋をされる人がいて、双方が気持ちのやり取りや駆け引きを繰り返します。
そして二人の気持ちが合致したとき、晴れて「カップル成立」となるのです。
ここで「恋をする人=就活生」、「恋をされる人=企業」と置きかえて頂けると分かりやすいのではないでしょうか?
そうです!
恋愛も就活も、その仕組みや図式は、「全く同じである」と主張することできるのです!!
そして、恋愛と就活の仕組みや図式が同一であるのならば、恋い焦がれるあの人へのアピールも、志望企業へのアピールも、
全く同じ戦略で攻めていけばいい!
と言うことができるのではないでしょうか?
つまり、恋愛で用いられているテクニックをエントリーシートに効果的に援用することにより、その通過率や成功確率を劇的に高めることができるはずなのです!!
少々、いや、かなり「こじつけ」のような感じもしないではないのですが、「自己分析」「業界研究」同様、恋愛を切り口として『理想のエントリーシート』の作成方法を解説させて頂きます!!
本選考の流れ
先月からOB・OG訪問もちょこちょこ行ったりしてるところです!!
ここまでやってたら、上出来よ!!
じゃあ、今後の本選考の流れを軽く教えてほしいんですけど・・・
はい、了解しました。
本選考は、下記の流れで進んでいくのが通例とされています。
②説明会へ参加する
③本エントリー(正式応募)する
④エントリーシートを提出する(書類選考)
⑤筆記試験
⑥面接
⑦内々定
⑧内定
ここでは、①プレエントリーと、③本エントリー及び④エントリーシートの提出の概要についてご説明いたします。
プレエントリーとは?
プレエントリーとは、「その企業に興味を持っている」という意思表示をし、氏名・学校・連絡先などを伝える事前登録や仮登録のことを指します。
一般的には、就職情報サイトや企業HPにエントリー用のページが設定されるので、そこで必要事項を記入し、送信すれば手続きが完了します。
その後、企業から資料が送られてきたり、メールで説明会や選考日程が届く形になっています。
ちなみになんですけど、本エントリーするか、まだ決めていない企業にもプレエントリーをした方がいいんですか?
まずはプレエントリーして「名乗り」を上げないと、就活は始まっていかないからね♪
様々な情報を手に入れるためにも、できるだけたくさんの企業にプレエントリーすることをオススメするわ!!
恋愛にも当てはまるかもしれないですよね💛💛
ところで、プレエントリーの方法、もうちょっと具体的に教えて下さい!!!
はい、説明させて頂きます!
プレエントリーの方法は、
- 就職情報サイト
- 企業HP
- その他
に大別されています。
就職情報サイト
みなさんがよくご存知のマイナビやリクナビから登録する方法です。
企業ページには事業内容や採用方法などの簡単な情報が掲載されていますので、興味を持った企業にどんどんプレエントリーして下さい!
業種や職種などの希望の条件に合った企業を選び出し、まとめてプレエントリーできる便利な機能もあります。
ぜひご活用下さい!!
企業HP
企業HPから直接登録する方法になります。
多くの場合、「採用情報」「Recruit」のメニューから採用情報ページにたどりつくことができるはずです。
採用情報ページにプレエントリー・フォームがあり、記入欄を埋めて送信すれば手続きは完了します。
一度送信した内容の変更や取り消しは、原則できません。
それゆえ、送信前に内容をよく見返し、誤りがないかよく確認して下さいね。
その他
サイトなどに採用情報が載っていない、プレンエントリーのフォームが見たらない場合は、企業の採用担当者に電話やメールで直接問い合わせてください。
求人票による募集は、応募方法が求人票に記載されているため、その内容に沿ってプレエントリーを行って下さい。
少なくとも、60~70社はやってほしいかな・・・
100~150社プレンエントリーする人も、結構いるわよ!!!
自分も、もうちょっとプレエントリーの数が増えるよう、頑張ってみます!!
その他、プレエントリーで注意した方がいいことって、あったりしますか?
はい、差し当たりおさえて頂きたい注意点を3つ紹介しますね♪
プレエントリーの注意点
①手続きはできるだけ早く
企業はそれぞれの採用スケジュールに沿って受付開始や締切を設定しています。
「受付が終わっていた!」ということがないように、余裕を持って手続きを行って下さい!!
②絞りすぎず、幅広く
志望度が高くなかった企業でも、説明会や選考に参加するうちに意思が変わることもあります。
プレエントリーの段階では幅広い視野を持ち、自分の手に負える範囲で多めにプレエントリーしておきましょう!
③重複しないように
就職情報サイトや情報誌、企業HPなど、数か所に情報を掲載している企業もありますが、いずれか一つにプレエントリーを行えば、企業側に確実に登録されます。
重複登録をすると採用担当者の手を煩わすだけではなく、あなた自身の印象も悪くなりますので、十分気をつけて下さい。
プレエントリーを行った企業は、一つのシートにまとめて記録しておくことをオススメいたします。
テンプレートを用意しましたので、ご活用頂けますと幸いです(↓)。
プレエントリーの一例
えっと、私、前々から、○○製薬に興味があったんで、プレエントリーしてみます!!
えっと、何々・・・、
先生、こういう画面が出て来ました!!!
最近は、プレエントリーでも、簡単な自己PRや志望動機を記入してもらうって企業が増えてきてるわよね!!
ってことは、事前に企業研究や職種研究が必要ってことですよね!!
企業研究や職種研究が不足していたら、しっかり補ってあげることが必要になるわね!!
プレエントリーの段階では、ラフな内容でもいいんじゃないですか?
最近は、「プレエントリーも初期選考の一つ」と位置づける企業が、どんどん増えてきているの!
ってことは、プレエントリーだからと言って、油断して手を抜かない方がいいってことですよね!!
おっしゃる通りなんです!
読者のみなさんは、プレエントリーシートの質問がどんなに簡単であったとしても、決して手を抜かず、丁寧に回答するよう、心がけて下さい。
上記の例のシンプルな設問とは異なり、設問が多かったり、記入する文字数が多かったりする企業も散見します。
そうした場合、「面倒だから、後回しにしよう」と思いがちですが、後回しにした企業は、結局、プレエントリーの時期を逸したりすることがよくあるのです。
この後に作成するエントリーシートや履歴書の練習にもなりますので、そうしたプレエントリーにも積極的にチャレンジしてみて下さい!
ではここで、恒例の課題を提示したいと思います。
(2)あなたが一番気になっている企業(志望順位が1位の企業)の「企業に興味を持った理由」「最も興味・関心のある職種」「志望動機」を書いてみて下さい。
今回の課題は、プレエントリーの「練習」ですので、言わば『プレ・プレエントリーシート』になります。
あまり身構えず、とりかく気軽に取り組んで頂けますと幸いです!
さて私の学生さんの方ですが、プレエントリーフォームの入力が順調に終わったようです♪
では、送信しますね♪
終わった!!
プレエントリー、無事完了しました!!!
意外に簡単だったでしょ!!
ところで、質問なんですけど?
業界や業種、企業の特徴によっても質問の内容は変わってくるんだけど、ざっとまとめると、以下の表のような感じになるかなぁ・・・
1. 学生生活の中で最も力を入れたものは何ですか?
2. 卒論のテーマは何ですか?
3. 専攻分野、ゼミ・研究室の名称をお書き下さい。
4. クラブ・サークル活動についてお書き下さい。
5. 簡単に自己PRして下さい。
6. あなたの長所、短所は何ですか?
7. 保有する免許・免許をお書き下さい。
8. 当社のどこに興味を持ちましたか?
9. 当社を知ったきっかけは?
10. 当社の中で興味を持っている事業は何ですか?
11. 当社のイメージをお聞かせ下さい。
12. 最も興味・関心のある職種は何ですか?
13. 興味があるor志望する業界・業種は何ですか?
14. 他に興味がある企業はありますか?
15. 就職するにあたっての軸は何ですか?
以前はエントリーシートの段階で聞かれた内容を「プレエントリー」の段階で聞いてくる企業も増えてるから、早め早めの準備が必要よね!!
私もいち早く準備を始めたいと思います!!
本エントリーとは?
プレエントリーを説明しましたので、今度は本エントリーについて説明させて頂きますね。
本エントリーとは、企業へ入社希望を伝える本登録のことを指します。
エントリーシートを郵送する方法とWEBで送信する方法がありますが、作成には時間がかかりますので、早めに準備をされることをオススメいたします。
ではなぜ、本エントリーの段階で「エントリーシートの提出」を求められるのでしょうか?
エントリーシートの目的を正しく理解することは、企業側のリクエストにそった適切な文書を作成する上で非常に重要になってきますので、以下、説明させて頂きますね♪
エントリーシートの2つの目的
多くの女子学生が「逢いたい💛」と言ってくる、けれども体は一つである・・・、
この場合、例の男子さんは、どうすると思う??
候補者を「絞る」とか?
例えばなんだけど、思いを寄せる女子たちに恋文を提出してもらい、その内容を審査すれば、実際にデートに来てもらう女子を絞り込むことができるわよね!!
企業がエントリーシートを求めるのも、「面接」というデートに来てもらう就活生を絞り込むため、と言えるんですね!!
そうです!
その通りなんです!!
近年、インターネットを利用すれば、企業に簡単にエントリーすることができるようになりました。
有名企業、人気企業には、全国の大学から多数の就活生がエントリーしてきます。
エントリーをした全ての就活生を面接したいところではありますが、現実的にそんなことはできないですよね・・・。
そこで企業側は、「志望度が高い優秀な学生」を絞り込む方法としてエントリーシートを用いている、ということになるのです。
加えて、エントリーシートには、「面接の資料にする」という側面があることもおさえておいて頂きたいと思います。
企業側は、エントリーシートで一般的な質問について回答を得ておき、それを基に面接で個別に深い追求質問(フカボリ質問)を行い、選考の質を高めようとしているのです。
まとめると、エントリーシートは採用試験の第一関門であり、面接の行方をも左右する大切な書類と言うことができるのではないでしょうか?
けど、就活生の側から見ると、また違った意味合いが出てくるんじゃないかなぁ・・
好きを・・・、伝えるため??
就活も同じなんじゃないかなぁ・・・
「何が何でもその企業に入社したい!」って熱意をアピールすることこそが、就活生にとってのエントリーシートの目的なんじゃないかなぁ?
ただ・・・、
熱意だったら、「面接」で示せば、それで十分なんじゃないですか??
採用選考の本番は、「面接」である
そうですよね、そう思われて当然ですよね・・・。
しかし、その考え方を改めて頂くため、以下、「エントリーシートの通過率」の話をさせて頂きますね。
エントリーシート通過率は50%に過ぎない
エントリーシートの通過率は、50%前後になっています(吉川,2020)。
ただし、これは大手、中堅、中小を合わせた平均になります。
大手企業や有名企業、人気企業の通過率は、10%前後にまでぐっと下がってきます。
直近のデータに基づきますと、エントリーシート通過率が低い超難関企業トップ3の状況は、下記の通りとなっております。
②カルピス(ES受付数10.400、ES通過率9.6%)
③資生堂(12.400、ES通過率10.5%)
またエントリーシートが採用選考のプロセスに占めるウェイトの大きさは、下記のデータを見て頂くとご理解頂けるかと思います(トイアンナ,2019)。
エントリー 30,000人
エントリーシート・SPI通過 1,000人
一次選考通過 140人
二次選考通過 70人
最終選考通過(内定) 50人
*SPI・・・適性検査
上記に基づくと、各面接での倍率は10倍以下にとどまる一方、エントリーからエントリーシート通過までは、何と「30倍」の高倍率となっています。
エントリーシートが選考プロセスにおいて、いかに重みを持っているかをご理解頂けるかと思います。
実は、エントリーシートの段階を通過できるかどうかが、内定獲得に大きな意味を持つんですね!!
この段階で、企業への本気度を示さない限り、企業は振り向いてくれないわよね!!
私、恋もエントリーシートも、全力でぶつかっていきます!!
「マジで好きです💛って」(笑)。
エントリーシートの種類
次に、エントリーシートの種類について、説明させて頂きます。
エントリーシートは企業によって形式が異なりますが、
- 質問に答えていく「フォーマット形式」
- テーマに沿って自由に書く「自由記述形式」
に大別されています。
いずれか片方のみを尋ねる企業もありますが、両方を併用してくる企業も少なくありません。
また近年は、WEB上でエントリーシートの作成と提出を完結させる「オンライン方式」を導入する企業が増加しつつあります。
オンライン方式の代表格として『OpenES』(オープンエントリーシート)が挙げられます。
『OpenES』とは、リクナビが導入した共通化エントリーシートのことです。
共通項目と各企業の独自項目があり、共通項目はあらかじめ登録しておけるため時間の短縮につながります。
電子データによる写真添付に戸惑う学生さんも見受けられます。
パソコンの作業に不慣れな学生さんは、事前に確認し、準備しておくことをオススメいたします。
上述のようにエントリーシートは、企業により異なる体裁をとってきますが、提出するタイミングも企業ごとにバラバラというのが実情です。
面接の前に提出を求める企業もあれば、会社説明会参加時に持参してもらう企業もあります。
スケジュール管理をしっかり行って頂き、提出の時期を逸しないよう、十分に気をつけてほしいと思います。
エントリーシートの入手方法は?
主な方法は、①WEBサイトからダウンロード、②WEBサイトから請求、③会社説明会やセミナーで受け取るって感じかしら?
最もよく用いられているのが、①のWEBサイトからダウンロードって方法よね!!
それに説明会やセミナーの「会場」でエントリーシートを記入して提出させるって企業もあるから、その場合は参加前にある程度、準備しておく必要があるわよね!
電話で申し込んで、郵送してもらうって企業も結構あるし、プレエントリー後にメールまたは郵送で送られてくるって企業もあるみたいよ!!
無事、エントリーシートを入手したら、あとは記入して提出ですよね・・・
先生、エントリーシートの作成や提出に際しての注意点、ぜひぜひ教えて下さい!
はい、了解です!
エントリーシートの具体的な作成法は、後続する記事で詳説しますので、差し当たり今回は以下の8つのポイントをおさえて頂ければ幸いです。
エントリーシート作成、提出のポイント
時間がない、面倒クサイ等の理由で「他の企業の内容を書き写す」ことだけは絶対避けましょう。
自己分析や企業研究が不十分だと、記述項目や指定文字数が多い場合にネタがなくなり、書けなくなってしまいます。
不足部分は適宜補って、しっかり対応していきましょう。
文字の大きさにも気をつけて、読みやすい紙面を心がけましょう!!
手書きの場合、内容よりも「見た目」や「読みやすさ」が選考を左右する側面もあります。
当ブログの記事を参考に工夫を施していきましょう。
キャリアセンターのキャリアドバイザーや職員、ゼミのアドバイザーが適任でしょう。
お父さんや社会人であるお兄さん、お姉さんに見てもらう方法もアリだと思います!
記入後は、選考に備えてコピーを保存しておきましょう!!
記入後のコピーを忘れてしまう学生さん、とても多いみたいです。
先述のように面接試験では、エントリーシートの記述内容に沿って質問がなされる傾向にあります。
面接対策を十分にする意味でも、必ずコピーなりスキャンをしておいて下さい。
これだけおさえれば、もう完璧ですよね?
ここまでできて安心しちゃうのか、以降で致命的なミスをしてしまう就活生も少なくないの!!
ぜひぜひその点を教えて下さい!
同時に何社も受験していると、書き忘れたり、提出し忘れたりすることもよくあります。
作成と提出のスケジュールシートを作って、しっかり時間管理を行って下さいね。
Aという企業用のエントリーシートをBという企業に送付してしまうという単純ミスも、非常によく起こりうるとされています。
違う企業にエントリーシートを送ったりしないよう、書類は企業ごとにきちんと整理しておきましょう。
料金不足や宛先の間違いがあると、せっかく送った書類が戻ってきてしまいます。
正しい料金の切手が貼られているか、宛先は大丈夫か、何度も確認しましょう。
これで、私のエントリー、大丈夫ですよね!
ところで、さっきプレエントリーした「○○製薬」って、どの方法でエントリーするのかな?
えっと、何々・・・、これ、OpenESを使ったWEBエントリーみたいですね!
今、WEBエントリーが増えつつあるの!!
WEBエントリーの時、特に気をつけた方がいいこととかってありますか?
WEBエントリーであろうと、基本は同じです。
8つのポイントの(1)(2)(4)(5)(7)をおさえて頂ければ、それで大丈夫です!
ただしWEBエントリー特有の注意点がありますので、以下、補足説明させて頂きますね♪
WEBエントリーのポイント
下の図は、『OpenES』のエントリーシート兼履歴書のレイアウトイメージになります。
インターネットフォームは、どの企業も重複した項目が多いため、学歴・住所・大学名・氏名などの基礎項目と、自己PR・趣味・特技などのPR項目を事前に作成し、PC内に保存しておくと後々便利だと思います。
ただし、自己PRは、企業ごとに強調する部分を変えるなどして、アレンジを行って下さい。
送信ミスに要注意!!!
下書き段階でうっかり送信ボタンをクリックしてしまうと、中途半端な文章を提出してしまうという致命的ミスにつながります。
もちろん、やり直しはできません。
まずはMicrosoft WORD等で文章を完成し、それをプレーンテキストとしてコピー&ペーストするようにしましょう!!
またWEBエントリーは手軽な反面、誤字脱字や変換ミスが起きやすくなります。
送信前に必ず「3回」チェックをする習慣を付けて下さい。
ここ、重要ポイントだから覚えておいてね!!
けど、これ、思ってたより大変そうですね・・・
恋愛だって、同じじゃない??
急に話が見えなくなってきたんですけど?
「エントリーシート=恋文」だからね!!
私の本気度、企業と男子に見せつけてあげます!!
ポイントや注意点は大丈夫なんで、あとは期日に間に合うように提出すれば、エントリー完了ですね!!!
締切の2日前までに提出するのが無難ですよね・・・
私、何か間違ったこといいました???
今書いて、すぐ出すのよ!!!
早くないですか(笑)
「急いてはことを仕損じる」ってことわざがあるぐらいだから、ぎりぎりまで粘って出した方がよくないですか??
はい、そうですよね。
締切ギリギリでいいじゃないかって、思って当然ですよね。
けれども、はたして本当にそれでいいのでしょうか?
今回、最後のトピックとして、「エントリーシート、いつ出すのか?」という問題を取り上げたいと思います。
エントリーシートは受付初日に到着せよ!
エントリーシートは、受付初日が締め切り日だと思って準備するようにしましょう。
締め切りを何度かに分けて設定している場合は、最低でも1次締め切りに間に合わせるようにして下さい。
企業は1次締め切りまでに応募してきた学生は、「志望順位が高い」と考えます。
そうした学生は、選考過程で優遇措置を受けることもあるとされているのです。
下の図をご覧下さい。
締め切りが複数回ある場合、1次締め切りの応募者の通過率は10%、2次は8%、3次は5%というように、締め切り時期により通過率が異なることがよくあるとされます(三田,2018)。
この比率は採用枠、つまり「最終的に内定する学生の比率」にも反映してくる企業も少なくありません。
また、同じ1次締め切りであったとしても、早く応募してきた方がきちんと見てもらえます。
締め切り日が近づくにつれ、届くエントリーシートの量もどんどん増えていきます。
最初は1日100通のペースで読んでいたのが、最後には1日500通をチェックしなくてはいけなくなることもありうるのです。
さらには、エントリーシートの到着が早ければ、それだけで熱意が感じられ、好印象を持たれます。
加えて、前々から準備していたことも伝わるので、「この学生は計画性がある」と評価してもらえる可能性も高いと思います。
到着時期が早いと単純に通過率が高くなる
到着時期が早いと人事の評価がよくなる
これらの点から鑑みると、エントリーシートは早期に到着すればするほど、選考で有利になると言って間違いないと結論づけられるでしょう。
複数企業の提出時期が重複している場合、なかなか難しい時もあるかもしれませんが、どんなに遅くとも「エントリーシート公開から1週間以内には提出する」ことを目指して、頑張ってほしいと思います。
あとこれ、「恋愛」も一緒だから!!
私のこと、本当に好きなんだな、気に入ってもらえたんだなって思いますもん💛💛
あっ、そっか、企業もそう思うってことなんですよね!!
明日も研究室に来ていいですか?
もっと色んなことを勉強したいです!!!
もちろんですとも!
いつでも、ウェルカムでございます!!
私としては、学生さんの心がちょっとでも軽くなって、就活へのやる気が出てきてもらえたら、こんなにうれしいことはありません。
今回は、エントリーシートとはどのようなもので、どのような目的があるのかといった導入にあたる部分をお話しさせて頂きました。
次回は、エントリーシートとセットで提出を求められる「履歴書」の作成法をお話しさせて頂きます。
今回も最後までお読み頂き、本当に有難うございました。
まとめ
この段階では、幅広い視野を持ち、自分の手に負える範囲で多めにプレエントリーすることをオススメいたします。
エントリーシートは採用試験の最初にして最大の関門であり、これを通過するか否かで、内定獲得の可能性が大きく変わってくると言えるでしょう。
>> 02.『履歴書の作成法』をマスターしよう!
<< エントリーシートを作成しよう!
- <引用・参考文献>
三田紀房監修 (2018) 無敵のエントリーシート・自己分析・志望動機 TAC出版
トイアンナ (2019) 確実内定 (株)KADOKAWA
吉川智也 (2020) ESの平均通過率はどれくらいかー書類選考で落ちる要因分析と対策-
就活の未来 https://shukatsu-mirai.com/archives/77210