面接対策を10回に渡ってお伝えしていく当ブログ。
前回は、個人面接の攻略法を紹介いたしましたよね♪
今回は、採用選考で役に立つ面接マナーと言葉遣いを解説させて頂きます♬
マナー女子はモテる💛のか?
誰かしら?
まぁ、とりあえず座ったら??
あっ、分かった!
面接の練習をしてるのね?!
急に変身するのはムリなんで、普段からマナーや言葉遣いを意識するようにしてるんです♪
就活もそうだけど、マナーや言葉遣いがしっかりしてる女子は、モテる💛と思うわよ!!!
マナーや言葉遣いって、思ってる以上に大切なモノでしょ???
きっと恋愛にもバッチリ活かせると思うわよ!!
ご指導の程、よろしくお願いいたします♬
マナー&言葉遣いの重要性
「マナーがなっていなくても、不採用になることはないよね・・・」
「マナーよりも、面接の発言内容の方が重要でしょ!」
そう思っている就活生が多いのではないでしょうか?
しかし今日から、その考えを改めて頂きたいと思っています。
面接時のマナーや言葉遣いは、採用選考の合否を大きく左右します!
信じられないかもしれませんが、マナーが良い就活生の方が、内定獲得率や希望の進路に進む割合が高くなっているのです!!
ではなぜ、マナーや言葉遣いが面接官の評価に大きな影響を及ぼすのでしょうか?
これは、心理学における『ハロー効果』(halo effect)で説明可能です。
ハロー効果とは、
「ある側面で望ましい側面を持っていると、別の側面までもが望ましいと思えてくる」
「ある側面で望ましくない側面を持っていると、別の側面までもが望ましくないと思えてくる」
ことを指しています。
例えば、世の男性は、
「見た目がカワイイ女性は、性格も良さそう💛」(外見が良ければ、性格も良い)
と思う人が多いようですが(苦笑)、まさにハロー効果の好例ですよね。
現実的には、女性の外見と性格特性の間に関連はありませんが、男性はそのように感じてしまいがちなのです・・・。
上記のことは、就活にもバッチリ当てはまるのではないでしょうか?
「立ち振る舞いや身だしなみがきちんとしている人」は、面接官から「入社後、堅実な仕事をするだろう」と評価されやすくなります!
同様に、「言葉遣いが丁寧な人」は、「社会人になってからの仕事ぶりも丁寧だろう」と評価されやすくなるのです!!
とりわけ日系企業では、志願者の「現在の実力」よりも『ポテンシャル』に重きを置いて新卒採用を行っています。
それゆえ、マナーや言葉遣いが良い人ほど、「将来、しっかりした仕事をして自社に貢献してくれるだろう」と判断されやすくなり、それが内定獲得につながっていると言えるのです。
マナーや言葉遣いが採用選考の合否に大きく関わっている理由、ご理解頂けましたでしょうか?
コミュニケーション能力との関連は?
また、マナーと言葉遣いは、企業側が重視する『コミュニケーション能力』とも関連があります。
コミュニケーション能力を「おしゃべりが得意かどうか」ととらえている学生さんが多いかもしれません。
しかし、実社会におけるコミュニケーション能力とは、コミュニケーションを通じて、「良好な人間関係や信頼関係を構築できるか」どうかを表しています。
ビジネスの現場で良好な人間関係、信頼関係を築くためには、とにもかくにも、
- 相手に不快感を与えない
- 相手に好感(好印象)を与える
- 相手に敬意を表する
ことが肝要となってきます。
ここまで説明すれば、もうお分かりですよね♪
ビジネス上のマナーや言葉遣いは、「コミュニケーション能力の『ベース』(基本前提)」になっていると考えられるのです!
上記を踏まえると、就活生のみなさんがまず身につけるべきは、トーク力でもプレゼン力でもなく、マナーや言葉遣いであると言えるのではないでしょうか?
だから採用面接でも、「社会人としての心得があるのか?」を厳しくチェックされるってことなんですね!!
そもそも、マナーや言葉遣いがなってない人に、自社の名刺を持たせることはできないからね!!
けど、マナーや言葉遣いって、覚えることが多くてとっても大変そうです・・・、
私も身につけられますかね??
バッチリ指導するから💛
じゃあ、マナーの方からいきましょうか???
面接マナーを極めよう!
身だしなみもマナーの一つ
オシャレと身だしなみは、似て非なるものです。
オシャレは、その人の個性を表現するものですが、身だしなみはビジネスをしていく上での「マナーの一つ」に位置づけれています。
つまり身だしなみは、相手に不快感を与えない役割や、好感を与えたり敬意を表したりする役割を担っているのです。
就活の身だしなみで一番大切なのは、「清潔感」があるかどうかです。
清潔感のある、きちんとした身だしなみをしていると、「この人はしっかりした仕事をできそうだ」とポジティブに評価してもらえます。
一方で、清潔感のない、だらしない身だしなみだと、「この人はいい加減な仕事しかできなさそうだ」とネガティブに評価されてしまいます。
服装は、採用選考の合否、ひいてはその人の人生をも左右する重要な要素です。
身だしなみの基本をおさえて、自信をもって面接を迎えてほしいと思います!
以下、ポイントを解説していきますね♪
【ワイシャツは白、女子はスカートで】
女性も男子も、ワイシャツとブラウスの色は「白」の一択です。
ストライプなどが入っていない、無地のものを選びましょう!
もちろん、淡いピンクやブルーのシャツやブラウスは、リクルートスーツに映えると思います。
すごくオシャレですよね・・・。
ただし、就活の面接はオシャレを競う場ではありません。
面接では、「ビジネスマナーの知識を持っていること」と「清潔感があること」が最大のアピールになります!
ここは、王道の白シャツ・ブラウスで勝負しましょう!!
また女性は、パンツスタイルではなく、スカートを選んでください!
パンツスタイルはどちらかというと、カジュアルな印象を与えるおそれがあるからです。
異論反論はあると思いますが、ビジネスの場面でフォーマルとされるのは、スカートの方です。
オシャレ的にパンツスタイルを好まれる方もいらっしゃるかと思いますが、ここはぐっとこらえて、身だしなみの一つとしてスカートを選択されて下さい!!
【私服OKと言われたら?】
面接の際、「気軽に私服でお越し下さい」という企業があるかもしれません。
本当に私服で行ってよいのか、悩ましいところですよね・・・。
この場合、私服で行っても問題ありませんが、ここで言うところの私服とは「ビジネスカジュアル」を想定しています。
女性ならパンツスタイルでもOK、男性ならネクタイなしのジャケパンスタイルでもOKぐらいの意味だととらえて下さい!
ただし男性の場合、会場や社員の雰囲気に応じてネクタイを締められるよう、カバンの中に1本準備しておくと万全だと思われます。
【髪色は基本「黒」で】
企業によってはカラーリングを許容しているところもありますが、基本は「黒色」になります。
企業側は、「黒髪が似合っているかどうか」ではなく、「きちんと黒髪に戻して面接に臨んでいるか?」を見ています。
服装同様、身だしなみの一つとして、ばっちり「黒髪」にして面接を迎えましょう!
直前にセルフで黒染めをやって大失敗ということもよくありますので、早めに美容院で黒くしてもらうことをオススメいたします(「就活をするので、黒に近い自然な色にして下さい」とオーダーすれば、大丈夫だと思います)。
髪型は、女性の場合は、長くても短くてもよいですが、ミディアムやロングの場合は、ハーフアップか一つ結びにしましょう(お辞儀をした時に、髪の毛が顔にかからないようにして下さい)。
前髪は、左右どちらかに流しましょう!
額を全部出したり、前髪パッツンよりも、優しく上品な印象になるはずです♪
男性の場合は、清潔感を与える上で、短髪がオススメです!
ハードでマットなワックスを使うと、きりっと引き締まった印象になると思います。
もみあげは、耳の穴のあたりまでの長さまでにして下さい(これ以上長くなってしまうと、だらしない印象を与えてしまいます)。
【メイクはどうしたらいい?】
派手なメイクは論外ですが、ノーメイク(ファンデーションをつけないポイントメイクを含む)もよろしくありません。
基本はナチュラルメイクとなります。
ラメやパールが入ったアイシャドウやリップグロスは避けて下さい。
口紅は自分の唇の色に近い色を選び、唇の輪郭を描いてから色をつけるようにしましょう。
下記のHPが大変参考になりますので、よかったらご一読下さい♪
ファッションリングだとしても、「この子はすぐに結婚して会社を辞めるかも」とか邪推されたらもったいないから!!
あと、私、普段は時計をしないんですけど、面接の時はしといた方が無難ですか??
時計は社会人の必須アイテムだから、ちゃんと着用してね!!!
床に置いたとき、バッグが倒れるとカッコ悪いからね♬
身だしなみ、バッチリ理解できました!!!
面接前の心構え
【会場入りは余裕をもって】
余裕をもって、面接時間の10分前には会社の受付に到着しましょう!
ただし、約束の時間よりも早く着きすぎるのも、ビジネス上はマナー違反になります。
最寄り駅のカフェでエントリーシートなどを読みながら時間調整を行いましょう。
建物に入るときはコートを脱ぎます。
コートは中表になるように(外側が内側になるように)たたみ、脱いだコートは手にかけて持ちましょう。
【遅刻しそうになったら?】
遅刻は厳禁ですが、やむを得ないこともありますよね・・・。
万が一遅刻しそうなときには、速やかに人事部(採用担当者)に電話をして、何が理由で遅れてしまうのかを伝えましょう(どうしても電話がつながらない時は、メール連絡をして下さい)。
また電話番号が分からない時には直接出向き、会社の受付で遅刻の謝罪をしながら、何とか受験の機会を頂けないか、お願いをしてみましょう。
【会場内での立ち振る舞い】
面接は、会社内に入った時から始まっていると考えて下さい。
まず受付では、丁寧な態度で振る舞いましょう!
「本日、△時△分から面接の、□□大学の○○と申します」
と名乗り、案内を待って下さい。
志願者が多い場合や前の面接が長引いている場合は、待合室(控室)に通されます。
着席したら、エントリーシートを読み返しながら、静かに本番を待ちましょう!
私語やスマホをいじったりすること、居眠りをしたりすることは厳禁です。
化粧直しをするなど、もってのほかです。
待合室でも企業側の人間から見られている意識を持って、礼儀正しく振る舞うよう、心がけましょう!!
じゃあ、いよいよ面接本番の注意点を解説していくわね!!
面接本番のマナー
【まずは気持ちのよい挨拶から】
挨拶の基本は、自分をしっかり名乗ることにあります。
大学名、学部、名前をはっきり大きな声で伝え、最後に
「本日はよろしくお願いいたします」
と付け加えて下さい。
【3種類のお辞儀を使い分けよう】
お辞儀は、「よろしくお願いいたします」など挨拶の言葉を述べた上で行います。
挨拶を述べた後、一呼吸置いたタイミングで行うのが理想です。
頭を下げるだけでなく、腰から上を曲げたまま、2秒程度その状態をキープするようにします。
2秒立ったら、ゆっくり状態を起こし、背筋を伸ばした状態に戻して下さい。
お辞儀は、会釈(15˚)、敬礼(30˚)、最敬礼(45˚)と3段階の角度を使い分けます(下図参照)。
入室時の「失礼いたします」は会釈、着席前の「本日はよろしくお願いいたします」は敬礼、面接終了時の「有難うございました」は最敬礼になります。
面接の流れにそって、角度が深くなっていく(15˚→30˚→45˚)と覚えておくとよいでしょう!
背筋が曲がらないように気をつけてね♪
「よろしくお願いします」って言う時とお辞儀をした後は、必ず面接官と目を合わせるようにしてね♪
目を合わせた時に「笑顔」でいると、さらに印象が良くなるわよ♬
了解しました!!!
【入退室の所作】
ここからは最重要ポイントの入退室時の所作を、実際の面接の流れに沿って説明していきます。
所作がしっかりしていると、あなたの面接にかける「本気度」がバッチリ伝わります。
間違いなく選考に有利に働きますので、ポイントをしっかりつかんでほしいと思います!
(1)ドアをノックする
人差し指一本でノックをします(二本の指でノックするより、クリアな音がするためオススメです)。
リズムよく、3回ノックして下さい。
必ず「どうぞ」と声がかかってから、ドアを開けます。
ノックをしたのに中から音がなかった場合は、3秒ほどおいて、もう一度ノックをして下さい。
(2)入室する
ドアを開ける時は、姿勢を正して、まっすぐ前方を見て入室します。
下を向いたり、暗い顔で入室したりすると、それだけで印象が悪くなります。
笑顔で堂々と入室するよう、心がけましょう!
(3)ドアを閉め、会釈をする
入室したら、ドアを静かに閉めます。
後ろ手で閉めるのは避けましょう(面接官に多少お尻を向けてもよいので、ドアの方を向いて閉めるようにして下さい)。
ドアを閉めたら、面接官の方に向き直り、「失礼します」と述べ、一礼(15˚の会釈)します。
(4)着席するまで気を抜かない
一礼したら、椅子を目指してきびきびとした感じで歩きます。
椅子の左側に立ち、椅子と自分との間にバッグを置いて下さい。
この時、バッグを倒さないよう、気をつけましょう。
傘などがある場合は、椅子にひっかけず、床に寝かしておきましょう。
(5)挨拶して、しっかりお辞儀をする
カバンを置いたら、しっかりと姿勢を正し、自分の方から名乗ります。
ハキハキと笑顔で挨拶するのがポイントです!
本日は、よろしくお願いいたします。
言い終わったら、しっかりお辞儀(30˚の敬礼)します。
面接官から「どうぞおかけ下さい」と言われたら、「失礼します」と一礼(15˚の会釈)して着席して下さい。
(6)背筋を伸ばして椅子に座る
背もたれに付かないように、姿勢を維持します。
背筋を伸ばすポイントは、「胸から上」ではなく、「腰から上」を上へ引き上げるように意識することです。
腰から背中の部分を上へ引き上げると、上半身が自然と姿勢よく伸びてくれるはずです。
女性の場合は、手を太ももの上でやわらかく重ね、両膝を付けて足を閉じるように座ります。
男性の場合は、手を軽く握って太ももの上に置き、足を肩幅に広げて座って下さい。
(7)面接が終わったら?
面接が終了したら、面接官から「以上で面接を終了します」とアナウンスがあります。
アナウンスがあったら、速やかに立ち上がります。
この際、椅子の前ではなく、はじめに挨拶した場所に立つようにして下さい。
姿勢を正し、真ん中の面接官の目を見て、「有難うございました」と述べ、深いお辞儀(45˚の最敬礼)をします。
(8)颯爽と退室する
お辞儀をし終わったら、速やかにカバンを持ち、ドアの方へ歩いていきます。
ドアノブに手をかける前に、面接官の方へ向き直り、姿勢を正し、「失礼します」と一礼(15˚の会釈)します。
一礼後、真ん中の面接官と目を合わせると、なおよいと思います
上記が終わったら、静かにドアを開け、颯爽と退室して下さい。
受付の人にも「どうも有難うございました。失礼いたします」と挨拶して、会場を後にしましょう。
言うこと的には「失礼します」「○○大学の△△です。よろしくお願いします」「有難うございました」の3つぐらいしかないわよね♪
あとは、心の中で面接官に敬意を持つことね♪
気持ちをこめて挨拶やお辞儀をしたら、面接官の心にしっかり届くと思うわよ!!!
まずは、今日習ったことが本番できちんとできるよう、反復練習を繰り返したいと思います!!!
正しい言葉遣いをマスターしよう!
言葉のマナーも大切に!
身だしなみや所作、挨拶がしっかりしていても、言葉遣いが社会人としてふさわしいものでなければ、大きく減点されてしまいます。
逆に、不慣れであったとしても正しい言葉遣いをしようと努力する姿勢を見せると、面接官にとても良い印象を与えることができます。
ここでは面接場面でよく用いられる表現や注意すべき表現、正しい敬語の使い方を解説してみたいと思います
面接でよく用いる基本表現
「普段使う日常語」と「ビジネスシーン」で用いられる表現は異なっています。
ここでは特に注意が必要な表現をピックアップして紹介していきますね♪
<まずは基本表現15個をおさえよう!>
日常表現 | ビジネス表現 |
ぼく、わたし | わたくし |
担当者 | ○○様、ご担当の方 |
会社 | 御社、貴社 |
銀行 | 御行、貴行 |
信用金庫 | 御庫、貴庫 |
病院 | 御院、貴院 |
役所 | 御庁、貴庁 |
顧客 | お客様 |
はい、良いです。 | はい、結構です。 はい、かしこまりました。 |
分かりました | 承知いたしました |
すみません | 申し訳ございません |
どうですか? | いかがでしょうか? |
良いですか? | よろしいでしょうか? |
ちょっと待って下さい | 少々お待ち下さい |
電話をください | お電話を頂けたら幸いです。 |
「御社」と「貴社」、どっちを使えばイイんですか?
話し言葉では「御」、書き言葉では「貴」を使ってね♬
若者言葉、くだけた表現はNG
当然のことですが、面接で若者言葉やくだけた言葉を使うのは禁忌とされます。
以下のような間違いをしないよう、十分気をつけて下さい。
<NG表現15個も要チェック!>
✖ 誤り | 〇 正しい |
わたし的には、 | 私としましては、 |
さっき | さきほど |
~ってアリですか? | ~させて頂きたいのですが、よろしかったでしょうか? |
~っていうか | ~というよりは |
ありえない | 考えられない |
ウケる | 面白い |
ヘコむ | 落ち込む |
テンパる | 焦る |
マジで | 本当に、本気で |
ぶっちゃけ | 実は |
超/すごく | 極めて、非常に |
なにげに | なにげなく |
ヤバい | まずい・いただけない/ 見事な、卓越した |
イタい | みっともない、恥ずかしい |
しょぼい | ぱっとしない、さえない |
「クッション言葉」でポイントアップ!
こちらの意見を受け入れてもらいたい時や、言いにくいことを伝える時には、最初にクッション言葉を入れると表現が柔らかくなります!
状況に応じて、以下の表現を使い分けましょう!!
恐れ入りますが
失礼ですが
恐縮ですが
ご迷惑でなければ
差し支えなければ
お手数をおかけしますが
例2)申し訳ございませんが、勉強不足で分かりかねます。
敬語表現をマスターしよう!
ここから先は、面接場面で役に立つ敬語表現を解説していきますね♪
敬語表現は、尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つに大別されています。
(a)尊敬語とは?
相手を立てる(高める)言い方をすることで、相手への敬意を表す表現になります。
・~れる、~られる(食べられる)
・お~になる(お食べになる)
・言葉自体を言い換える(食べる→召し上がる)
(b)謙譲語とは?
自分がへりくだることで、相手を間接的に高める敬語表現になります。
・~させて頂く(見させて頂く)
・お~する、お~いたす(お聞きする、お願いいたします)
・言葉自体を言い換える(行く→参る)
(c)丁寧語とは?
物事を丁寧に言い表すことで、相手への敬意を表す表現になります。
尊敬語や謙譲語のように、相手を高めたり、自分がへりくだったりはしません。
・~です、~ます、~でございます
・頭に「お」や「ご」をつける(お茶、お料理、ご飯)
ただ・・・、
丁寧語は、「です」「ます」調にすればいいから何とかなるんだけど、尊敬語と謙譲語が難易度高しです・・・
尊敬語と謙譲語をセットにして覚えれば、二つを適切に使い分けることができると思うわ!!!
以下、必要最低限の表現を紹介するわね♪
<セットで覚える尊敬語/謙譲語>
尊敬語 | 謙譲語 | |
~いる | いらっしゃる | おる |
~する | ~なさる | ~いたす |
言う | おっしゃる | 申す・ 申し上げる |
行く・ 来る | いらっしゃる | うかがう・ 参る |
見る | ご覧になる | 拝見する |
食べる | 召し上がる | いただく |
会う | お会いになる | お目にかかる |
聞く | お聞きになる | うかがう・ 承る・ お聞きする・ 拝聴する |
思う | ご存じだ・ お思いになる | 存じ上げる |
誤った敬語の使い方に要注意!
上記の尊敬語/謙譲語は、いずれも誤用しやすいものばかりですので、注意が必要です。
次のような間違いをしないよう、十分留意されて下さい!
[尊敬語にすべきところを謙譲語にしている誤り]
⇒正しくは、「○○さんはいらっしゃいますか? 」
⇒正しくは、「どうなさいましたか? 」
⇒正しくは、「もう一度おっしゃって下さいますか? 」
⇒正しくは、「既にいらっしゃっています」
⇒正しくは、「どうぞ召し上がって下さい」
[謙譲語にすべきところを尊敬語にしている誤り]
⇒正しくは「お目にかかれて光栄です」
⇒正しくは「私も存じ上げております」
[二重敬語にしている誤り]
⇒正しくは「こちらはご覧になりましたか?」
⇒「お聞きになりましたか?」
けれども上記をしっかり覚えておけば、面接で失礼にあたる表現をすることはないと思うわ!
これに尽きると思うわ!!
ところで、私としましては、明日もお目にかかりたいと思っているのですが、ご都合の方、よろしかったでしょうか??
じゃあ、明日も面接の勉強、やりましょうか???
よろしくで~す💛
面接マナーや言葉遣いは、社会人に最低限求められる素養です。
どんなに能力が高い人であっても、マナーや言葉遣いができていないと高い評価を得ることができません。
逆に、能力的に劣る部分があったとしても、マナーや言葉遣いでそれをカバーすることが可能なのです!
面接マナーや言葉遣いは、内定獲得の大きな武器となります!!
普段からマナーや言葉遣いに気を配り、面接本番に備えて頂きたいと思います♪
次回は、面接で高評価を得るための印象操作のテクニックを紹介させて頂きます。
最後までお読み頂き、本当に有難うございました。
まとめ
>> 06.面接官の評価を高める印象操作法を身につけよう!
<< 04.個人面接(1次・2次・最終面接)を攻略しよう!
- <引用・参考文献>
菊池一志 (2020) 採用側のプロが書いた就職面接 完全対策集 大和書房
チームUKT (2019) 同時に対策!エントリーシート&面接 成美堂出版
トイアンナ (2019) 確実内定 ㈱KADOKAWA
坪田まり子 (2019) 就活必修!速習のインターン・面接 ㈱さくら舎