前回は、エントリーシートの自己PR「自分の長所、強み」の作成で必要となる
- あなたの特性の発見法
- 特性をよりよく表すエピソードの発掘法
について解説しました。
料理でいうところの「食材の『買い出し作業』」は終わりましたので、いよいよ今回は、「下ごしらえ」(長所、強みの下書き)と「調理」(推敲と清書)に取り組んでいきたいと思います!
恋の敗者復活戦💛
何だか晴れやかな笑顔ね!!
いったい、何がど~したってのよ!!
「私って、女性としてみてどうか?」って!!
かなりのフライングね!!
「就活が忙しくて、それどころじゃない」って言ってました♪
けど、それって、フラれたわけじゃないんじゃないの?
恋愛って、「その気がない」って言われてからが、「本当の勝負」だって思ってるんで!!!
それ、就活の自己PRでも活かせそうな題材ね!!!
実は、ESも『めげない力』『敗者復活力』を軸に作成しようと思てるんです!!
よし、「自分の長所、強み」を作成法、伝授しよっか??
了解しました!
「長所、強み」作成の流れは、下記の通りとなっています。
1・2・3の中で、最も重要な作業は、1の「下書き」の作成になってきます。
「下書き」の内容が練られたものでなければ、どんなに時間をかけて丁寧に推敲したとしても、よい文章は完成しません。
つまり、「下書き」のクオリティにより、文章全体の完成度が大きく左右されるのです。
当記事では、まず1「下書き」の作成法をできるだけ丁寧に解説し、それを踏まえ、2「推敲」、3「清書」の作成法を説明していきたいと思います。
なお、記事を読みながら、実際にエントリーシートが作成できるワークシートを用意しました。
ご活用頂けますと幸いです(↓)。
(2)本ワークシートは、Microsoft WORD形式で提供されます。当記事の「1.下書き」「2.推敲」「3.清書」の流れにそって、テキストボックスに文章を記述していって下さい。
(3)完成したら、USBメモリにバックアップをとって下さい。
1. 「長所、強み」の下書きをしよう!
下書きは、以下の6つの工程で進めていきます。
②結論を裏付ける「エピソード」を記述する
③取り組んだ際に思ったり感じたり、考えたことを書き出す
④行動した「結果」を明示する
⑤「今後の抱負」を述べる
⑥まとめる
以下、順をおって説明していきますね♪
①まず「結論」を決めよう!
大学で課されるレポートでは、「序論」→「本論」→「結論」といった形で、「結論」を最後に述べる形を取っていたと思います。
しかし、エントリーシートでは、採用担当者が読んですぐ分かる内容でないと、その時点で「マイナス評価」となってしまいます。
それゆえ、
という文章構成を心がけるようにして下さい!
1枚につき、30秒から1分ぐらいかしか、時間はかけられないのよ~!!
だから、最初のところでインパクトのある結論を提示して、採用担当者を興味をひきつけるべきなんですね!!!
おっしゃる通りです!
最初にインパクトのある結論を持ってくることの重要性は、前々回出てきた「初頭効果」からも説明できると思います。
最初の2~3行(もっと言うと、最初の1行)は、エントリーシートの「第一印象」を与える役割を演じます。
ここで強力な印象を植え付けることができれば、文章全体の評価が好ましいものになる可能性が高いのです!
ちょっとありきたりかも・・・
じゃあ、『敗者復活力』にします!
「私の長所(強み)は、○○です」って感じで書いてみてね♪
了解で~す!!!
②結論を裏付ける「エピソード」を記述しよう!
次に、先ほど設定した結論の「根拠」となるエピソードを記述する作業を行います。
前回書きだしたエピソードの中で、自分の長所、強みをもっともよく表すものを選び出しましょう。
その人の性格や能力、態度や価値観は、全て「行動」に表れるとされているの!
例えば、私の「優しい性格」が「お年寄りに席を譲る」って行動に表れるって感じですか?
逆の見方をすると、あたなの「行動」は、あなたの「ココロ」を映す鏡になっているっワケねなの!
おっしゃる通りです!
あなたの「長所、強み」を表すエピソードなり行動が必ず存在しますので、それをルーズリーフに書き出してみましょう!!
記述する際は、
「特に○○が表れたのは、△△についてです」
いった表現を用いると、書きやすいのではないかと思います。
③取り組んだ際に思ったこと、感じたこと、考えたことを書き出そう!
今度は、エピソードとなる行動に取り組んだ時にどのようなことを思ったり、感じたり、考えたりしたのかを書き出してみましょう。
まずね、人が何かをやってみようとする時って、必ず『理由』が存在するわよね?
それを書き出してみて!!
それに加えて、その目標を達成するために、『心がけたこと』もあるんじゃないかなぁ?
目標達成のために、どんな『努力』や『工夫』をしたかを書いてみるのもよい書き方じゃないかな・・・、
いずれにしても、具体的な内容を書いてみるのがポイントね!!
ここでは、上記のように
- 行動を取り組んだ『理由』
- 行動を行うにあたり立てた『目標』
- 目標達成にあたり『心がけたこと』、行った『努力』や『工夫』
を思い出して頂けると書きやすいのではないかと思います。
上記の内容が決まったら、先ほど同様、ルーズリーフにメモをして下さい。
しかし私は、「外国語学部の学生に負けない『英会話能力』を4年間で身につける」と固く心に誓ったのです。
入学してから毎日欠かさず語学教育センターに通い、一日2時間、TOEICのトレーニングに励みました。
大変だったのに、よく頑張ったのね!
ありがと~ございます!!
アピールできることは、好ましい内容や輝かしい業績だけではありません。
失敗や挫折といった困難な状況を克服したことも大きなアピールポイントになります。
人は、「ピンチ」を「チャンス」に変える、「失敗」を次の「成功」につなげるといった『サクセス・ストーリー』が好きですので、上記の学生さんのような経験がないか、よく思い出してみてほしいと思います。
④行動した「結果」を明示しよう!
①「結論」、②「エピソード(行動)」、③「行動をとる際に思ったこと、感じたこと、考えたこと」を述べたら、「行動をとった『結果』」を書き出してみましょう。
企業では、目標を立てるだけでなく、実際に成果を出せる人材を求めているの!!
書く際のポイントとか、あったりしますか?
これに尽きるわね!!!
例えば、こんなの、ど~ですか??
「その結果」って言葉は、『枕詞(まくらことば)』だから、しっかり覚えておいてね!!
(B) 入学時 400点 → 現在 750点
(A)は入学時と現在で得点にほとんど変化がないけど、(B)は得点が300点もアップしてますよね!!
それがあなたが「成長」した証(あかし)なんだから!!!
こんな感じでど~ですか?
ご指摘の点、とても大切なことですので、解説させて頂きます。
例えば、
実用英語検定1級に合格した!
インカレで全国3位になった!
GPAが4年間で1.5ポイント上昇した!
といった事例は、「目に見える成果」「数字で表現できる成果」の代表格ですよね。
ただし、「成果」は、目に見えるもの、数字で表現できるものだけにとどまらないと思います。
行動をとった結果、他者から評価されたこと(先生から褒められたこと、友人から感謝されたこと、バイト先のお客さんから感謝されたこと等)も、『成果』の一つになりえるのではないでしょうか?
上記に加え、自分で納得できたり満足できたこと、成長できたと感じられたことも、立派な『成果』としてアピールすることが可能です!
「目に見える成果」や「数字で表現できる成果」が思い当たらない方は、『他者から評価された経験』はないか、『達成感や満足感』を味わった経験がないか、よく思い出し、記述を行ってみて下さい!!
⑤今後の抱負を述べよう!
今度は、④で得られた結果や成果を「今後の人生でどのように活かしていきたいか」を書いてみましょう!
結果や成果をいつ、どのような形で活かすかは人それぞれですが、「社会人になった時にどのように活かしたいか、活用したいか」という観点で書いてみると、よい文章が完成するのではないかと思います!!
就職試験って、就活生の『ポテンシャリティ』を評価するものだから、この記述はとっても大切よね!!
この場合、社会人になった時、活躍できるのか、会社に貢献してくれるのかを見ているってわけなの!!
じゃあ、最後の文章がアピールポイントになるってわけですね!!
ってことは、上手くいかなかったとしても、それを社会人になって活かしたいって、決意表明すればいいってことですよね??
そうです、おっしゃる通りです!
目標を立てて頑張ったけれども、上手く行かなかった…
けれども、その原因を自分なりに考察して、次に活かそうとするのであれば、企業の採用担当者はそのことを肯定的・好意的に評価してくれるのではないでしょうか?
つまり、結果の「捉え方」「活かし方」次第で、成功体験だけでなく、失敗体験も企業へのアピールポイントになりえるのです!!
かぶらないようした方が、「長所、強み」と「ガクチカ」で2つの内容をアピールできるわよね!!
両者で文章の表現法も若干変化させた方がなおいいと思うわ!!!
じゃあ、こんな感じの『今後の抱負』、ど~でしょうか??
下ごしらえも、かなり進んできましたね!!
⑥まとめよう!
ここまで、
②結論を裏付ける「エピソード」を記述する
③取り組んだ際に思ったり感じたり、考えたことを書き出す
④行動した「結果」を明示する
⑤「今後の抱負」を述べる
を行ってきました。
あとは、簡単です!
①~⑤をくっつけてみましょう!!
特に敗者復活力が発揮されたのは、大学受験に失敗した時です。
志望する外国語学部に全て落ち、滑り止めの経済学部に進学することになりました。
しかし私は、「外国語学部の学生に負けない『英会話能力』を4年間で身につける」と固く心に誓ったのです。
入学してから毎日欠かさず語学教育センターに通い、一日2時間、TOEICのトレーニングに励みました。
その結果、入学時に400点だったTOEICのスコアを、750点にアップさせることができました。
語学学習で身につけたコツコツ努力する習慣を、社会人になってからも大切にしていきたいと思っています。
ここから推敲して、仕上げていけば「完成」ね!!
ってことは、誤字脱字のチェックとか、句読点の入れ方をチェックするってことですか?
了解しました!
では、推敲と仕上げのポイントを解説していきますね♪
2. 「長所、強み」を推敲しよう!
論理的な整合性を確認しよう!
エントリーシートで最も重要なのは「最初の文章」(出だしの2~3行目まで)、次に重要なのは「最後の文章」と言われています。
まず最初の文章で採用担当者をひきつけ(初頭効果)、そして最後の文章でダメを押す(新近効果)が「王道」の書き方と言えるでしょう。
ただし、注意点があります。
「最初の文章」と「最後の文章」の内容が、『論理的に対応』していなければならないのです。
「最初の文章」と「最後の文章」の内容が合致している場合は、初頭効果も新近効果も強力に働いてくれます。
しかし、「最初の文章」と「最後の文章」の内容が食い違ったものである場合は、初頭効果も新近効果も働かないばかりか、エントリーシート全体の評価が悪くなってしまうことも考えられるのです…。
読者のみなさんが「長所、強み」の下書きを終えられたら、まずこの点が大丈夫か、チェックされてみて下さい!
これだと最初に言っていることと、最後に言っていることが対応してないってことですね!!
じゃあ、ど~したらいんですか?
最初に書いたことと「同じ内容」を、最後の文章で書いてあげればいいの!!
ただ全く同じ文章だと差しさわりがあるから、文章表現を変えてみてね♪
しかし、大学受験失敗からここまで頑張ってきた敗者復活力をいかし、何事にも前向きに取り組んでいきたいと思います。
「敗者復活力」っていうワードが最後の文章にしっかり入っているし、完璧だと思うわ!!
これもよい書き方だと思うわ!!!
じゃあ、次なる推敲方法、教えて下さい!!!
「結果」「成果」の箇所を補強しよう!
「長所、強み」の中の『結果』や『成果』にあたる部分が、文章全体の「要」(かなめ)の役割を担います。
どういうことかと言うと、『結果』や『成果』が、「最初の文章」と「最後の文章」の根拠や裏付けを与える働きをするのです。
この箇所の記述が充実していれば、文章の説得力は格段に上がります。
一方、この箇所が記述が不足であれば、どんなにいいエピソードでも説得力が半減してしまいます…。
それゆえ、「結果」や「成果」の箇所の下書きを読み直してみて、記述が十分であるか確認してみて下さい。
記述が不十分な場合は、加筆修正すると、文章のクオリティがさらに高まると思います!
750点とることがいかに大変なのか、いかに価値があることなのかを説明してもいいと思うんだけど・・・
正直、ど~やって書けばいいのか分かんないです…
ここでぜひ活用して頂きたい、『勝利の方程式』があります!
それは、
という書き方をすれば、どんな内容でも、文章のクオリティがグッとよくなるのです!!
企業の人は、簡単に達成できる目標に挑んだ人よりも、「困難な目標に挑み、失敗や挫折を克服しようと努力した人」を評価する傾向にあります。
あなたの「結果」や「成果」を出すうえで、どんな苦労があったのか、それを乗り越えるため、どんな努力や工夫を行ったのか、それが具体的に分かるように詳述してみて下さい。
2年生の前期までは500点台をうろちょろしていました!
これでかなり、リスニングの能力があがったんですよね♪
それから、洋画のセリフを口に出して真似ることで、スピーキングの能力がかなり上がりました!!!
あなたの英語にかける「本気度」を示す上で、欠くことのできないエピソードなんじゃないかなぁ・・・
じゃあ、こんなの、ど~でしょうか??
初めて1年あまりはスコアが思うように上がらず、何度も挫折しそうになりました。
しかし、通学中、英会話教材を聞いたり、洋画を積極的に鑑賞し、苦手とするリスニング問題の克服に努めました。
その結果、入学時に400点だったTOEICのスコアを、英語でのビジネスコミュニケーションが十分できる750点のレベルにアップさせることができました。
効果的な補足説明だわ!!
これで内容は固まったんで、あとは文章の微調整ですよね!
キーワードを強調させよう!
キーワードとは読んで字のごとく、「カギとなる言葉」のことを指します。
先述のように、採用担当者がエントリーシート1枚を読むのにかけられる時間は、30秒~1分程度に限られています。
短時間で必要な情報を伝えるためには、キーワードをできるだけ「目立たせる」必要があるのです。
キーワードを目立たせることで、あなたが伝えたい重要なメッセージを採用担当者の脳裏に焼き付けることが可能になるのではないでしょうか?
具体的には、重要なポイント、ポイントで、
「 」・『 』・【 】・“ ”・!・アンダーライン
等を効果的に用いるをオススメしたいと思います!
以下、詳しく解説していきますね♪
キーワードを強調したい時に用いる最もオーソドックスな記号です。会話を引用したり、心情を表現する時に使っても効果的です。
「 」の使用例
・私は、バレーボール部の「次期主将」に任命されました(強調)。
・「もう来なくていいから」。これがアルバイト初日に店長に言われた言葉です(会話の引用)。
・私は、「何としてもこの困難を乗り越えたい」、そう心に決めたのです(心情表現)。
かぎ括弧よりも、さらに目立たせたい言葉で用います。かぎ括弧の中にかぎ括弧を入れ子にする場合や、書名やタイトルを表記する際にも使用します。
・私は、「バレーボール部」の『次期主将』に任命されました(強調)。
・「あなたは『やる気』がないから、もう来なくていいよ」。これがアルバイト初日に店長に言われた言葉です(入れ子構造)。
・私は、『ソーシャルビジネスが社会を変える』を読み、大変感銘を受けました(書名の表記)
墨付き括弧は、特に目立つ記号であるため、読者の視線をひきつけることができます。
かぎ括弧や二重かぎ括弧よりもさらに強調したい『最重要ワード』に用いると効果的だと思います。
【 】の使用例
どんなことにも【果敢に挑戦する力】を持っています(タイトル文中での強調)。
会話の表現や文章の引用の際に用いられることが多いですが、強調する際に使用しても効果的とされています。
私は、“聞き上手”な“おせっかい人間”です(強調)。
キーワードの強調表現として用いられます。強調したい一文の文末に用いることも可能です。
・私は、「何としてもこの困難を乗り越えたい!」、そう心に決めたのです(強調)。
アンダーラインは、単独でもキーワードを目立たせることができますが、上述のかぎ括弧や二重かぎ括弧、墨付き括弧、引用符と組み合わせると、さらに効果的にキーワードを強調することができます。
【アンダーラインの使用例】
・私は、“聞き上手”な“おせっかい人間”です(強調)。
こ~いうのを上手く使うと、担当者に効果的にアピールできるんですね!
「」のオンパレードだったら、どれが重要で、どれが重要じゃないかが分からなくなっちゃうからね!!
けど、これも、使い過ぎ注意ね!!
じゃあ、上記を踏まえ、文章を直してみますね!!
特に『敗者復活力』が発揮されたのは、大学受験に失敗した時です。
志望する外国語学部に全て落ち、滑り止めの経済学部に進学することになりました。
しかし私は、「外国語学部の学生に負けない『英会話能力』を4年間で身につける!」と固く心に誓ったのです。
入学してから毎日欠かさず語学教育センターに通い、一日2時間、TOEICのトレーニングに励みました。
初めて1年あまりはスコアが思うように上がらず、何度も挫折しそうになりました。
しかし、通学中、英会話教材を聞いたり、洋画を積極的に鑑賞し、苦手とするリスニング問題の克服に努めました。
その結果、入学時に【400点】だったTOEICのスコアを、英語でのビジネスコミュニケーションが十分できる【750点】のレベルにアップさせることができました!!
社会人になってからも、多くの失敗や挫折を経験するかもしれません。
しかし、大学受験失敗からここまで頑張ってきた『敗者復活力』をいかし、何事にも前向きに取り組んでいきたいと思います。
『』も「」も、アンダーラインも適切に入れられているわね!!
タイトルを付けてみよう!
前々回、エントリーシートのサンプルをお読み頂きましたが、覚えていらっしゃいますか?
上記の例では、1行目にタイトルを付けていましたよね♪
こういう書き方も、アリだと思います!
1行目にタイトルを持ってくると、採用担当者の注意をよりひきつけることが可能になります。
必ずタイトルを付けなければならないという決まりはありませんが、上手く「ハマる」タイトルが思いつくようでしたら、ぜひエントリーシートに取り入れられてみて下さい!!
自分の書きやすい方でいいんじゃないかなぁ・・・、
けど・・・、
そういう場合は、本文を先に書いた方がいいかなぁ…
タイトルを後で付けた方が、断然、「整合性が取れた文章」になると思うわ!!
私、「後付け方式」でタイトルを付けます!!
えっと、1行目にタイトル、2行目から本文って感じに微調整すればいいんですよね?
例えば、こんなのど~ですか?
【本文】私は大学受験の際、志望する外国語学部に全て落ち、滑り止めの経済学部に進学しました。(後略)
これで推敲完了ですよね!!
あとは清書ですね!!!
3. いざ、清書しよう!
ここまできたら、いよいよ清書の作業に入ります。
清書の注意点を解説します。
とりあえずエントリーシート、コピーを5枚ぐらい取っときました!
一発できれいに書けることってめったにないから、リスクマネジメントとしてコピーは必須よね!
スキャナーで取り込んでおいてもよいと思うわ!!
タバコ、吸わないで!!
「この子はタバコをふかしながら、エントリーシートを書いたんだ」って採用担当者に思われたら、その時点でマイナス評価になるわよね!!
必ずこぼすから!!
消しゴムで消す時に、ペンで書いた字がにじむことがあるから、気をつけてね♪
それから、ペンは何種類かあった方がいいわね!!
そうなんです!
細かいところですが、とても大切なポイントなので、以下、解説させて頂きますね♪
ペンを使い分けよう!
手書きの場合は、ペンの使い分けが非常に有効になってきます。
以下を参考に4種類のペンを用意しましょう。
一番太いペン(水性サインペン、1.0ミリのゲルインキのペンなど)
☆強調したい文にアンダーラインを引く
二番目に太いペン(0.7ミリのゲルインキのペンなど)
☆本文
細いペン(0.5ミリのゲルインキのペンなど)
☆アルファベットなどの小さな字
極細のペン(0.38ミリのゲルインキのペンなど)
目立たせたいところをしっかり目立たせてあげるってことですよね!
ちなみに、カラフルな色ペンや蛍光ペンは使えるんですか?
ところで、定規の使い道が分からないんですけど、いったい何に使うんですか??
これも読者のみなさんに、ぜひ知っておいてほしいポイントですので、以下説明させて頂きます。
定規で罫線を引こう!
罫線のない記入欄に書くと、文字が曲がりくねったり、行間や字間がバラついてしまい、見た目の印象が悪くなってしまいます。
定規で罫線を等間隔に引いてから、文字を書くようにしましょう!
罫線は最終的に消しゴムで消しますので、鉛筆で「薄く」書くようにして下さい。
字間は文字の種類によって変えてもよいですが、厳密にそろえたい場合は、縦にも等間隔で罫線を引き、マス目を作るやり方がオススメです!
また罫線入り下敷きをExcelで自作し、エントリーシートの下に敷いて使用するというやり方もあります。
この場合、エントリーシートの記入欄に合わせて、最適な行間・文字間で書くことができますので、大変オススメです!
興味がおありの方は、下記サイトを参考にされて下さい!!
文字列が見事にまっすぐになっています!
先生のおかげです!!
次回以降もこの調子で頑張っていけそうです!!
何だか、自信が持てました!!!
よかったです、そういって頂いて何よりのことです!
新しいことにチャレンジするのは不安だったり、ためらいがあったりしますが、それができると「自信」がつき、次への「やる気」が生まれてきます。
今回の記事を手がかりに、ぜひ「自分の長所、強み」の作成にチャレンジしていってほしいと思います!!
次回は、『自己PR』に関する残りの設問(ガクチカ、成長できたこと)の作成法を解説させて頂きます。
最後までお読み頂き、本当に有難うございました。
まとめ
①結論→②エピソード→③取り組んだ際の思考や感情→④結果・成果→⑤今後の抱負の流れに沿って、文章を作成してきましょう!
>> 06.『自己PR』の「ガクチカ」「成長できたこと」を作成しよう!
<< 04.『自己PR』の「長所、強み」を発見しよう!
- <引用・参考文献>
岡茂信 (2020) 内定獲得のメソッド エントリーシート 完全突破塾 (株)マイナビ出版
坂本直文 (2020) 内定者の書き方が分かる!エントリーシート 自己PR・志望動機 完全対策 大和書房